分かる
自ら死んじゃう人の気持ち。
楽しいとか哀しいとか飛び越えて存在してることに意味を見出だせないんだよ。
死んでいったみんながみんなそうとは限らないけど、無意識に持ってるまだ這い上がれると思う最低ラインよりも下に自分が来ちゃったことを自覚しちゃったんだね。
自殺できるうちは最低にもほど遠いんだけどね、実際には。
少しでも人の体をなしてる間に消えたいというプライドによる尊厳死。
ガソリンを飲めとは言わないが、最底辺を経験してないから、現状をそう思えるんだ。
会社は解雇か廃業になって、親族や家族にも見捨てられて、家賃や税金を払う金もなくなって、ナマポも却下されて、家を追われコンビニの廃棄を盗み食う生活になって、夏暑く冬寒く毎日死ぬような思いしてとか、そこまでなったことあんの？
もうダメだとか言う前に、なすがままにやってみたら？
どうせ死んじゃうつもりだったんだから、変なプライド捨てて、どこまで落ちるか試すのも面白いんじゃない？
うっかり倒しちゃったドミノなんか諦めて倒れきるのを見届けよう。
自分の人生で実験してみる、いいじゃんどうせ捨てるつもりだったんだから。
最終的にほとんど失うだろうけどたぶん何か一つくらいは残るよ。
それが家族なのか家なのか金なのかは分からないけど。
どん底まで行って、残ったものを大事にすればいい。
這い上がるのに時間がかかったら這い上がる頃には往生際かもしれないけど、壮絶な経験をして大事なものを見つけられたっていう思いは悔いをなくすにはお釣りがくるほどだと思う。
もう復職とか転職とか今考えるのはよそう。
行きたくなったら復職すればいいし、解雇になったらそんとき考えればいい。
金が尽きても同じ。
やらなきゃいけない、じゃなくて、成り行きに身を任せてみよう。
